LAPRASを通じて転職された方のインタビューをお届けします。
今回は、2022年7月より、医療機関向け基幹システムを作るスタートアップの株式会社ヘンリーでSREとして活躍するTodaさんからお話を伺いました。
<プロフィール>
Kengo TODAさん:
高校1年からHSP(Hot Soup Processor)を使ってフリーソフトウェア開発をはじめる。大学を卒業後、2008年4月に株式会社ワークスアプリケーションズに新卒で入社し、14年間勤務。ものづくりを通した問題解決の企画から開発・運用までを幅広く経験。2022年7月より、医療機関向け基幹システムを作るスタートアップの株式会社ヘンリーへ入社。
― プログラミングはいつ頃始められたんですか?
高校1年生の時からプログラミングが好きでした。しかし、趣味のプログラミングを仕事にしていいのかという葛藤があり、大学は得意科目の物理の道に進むことにしました。
実験を正しくやる、考えをきちんと積み重ねるみたいなことはすごく好きで、そこは物理を選んで良かったポイントですが、物理の実験をして結果が合ってもそんなに嬉しくなくて。
物理に夢中にはなれませんでした。
趣味のプログラミングを仕事にすることは逆に自分にとって有利なのではないかと気づいて、就職を考える時にはプログラミングの道1本に絞ることができました。
― 新卒の時に、ワークスアプリケーションズを選ばれた理由を教えていただけますか?
1番大きな理由はユーザー数の多さです。フリーソフトウェアの作者をやっていた経験からユーザーからフィードバックをたくさんもらえる大切さを実感していました。
ワークスアプリケーションズのユーザ企業は人事パッケージだけでも当時から市場シェア6割近くあったので、フィートバックの質と量が期待できました。
また、社会的に影響のあるものを作りたいという思いがあり、人事・給与というと、「これがないとお給料が出ない」という学生にも必要性がイメージしやすかったので入社を決めました。
― ワークスアプリケーションズでの経験はどうでしたか?
「他責NG」を行動指針にしている会社で、要するに「他人のせいにしない」ということなんですが、状況を変えようと思ったなら誰かのせいにせずに自分だったらどうするか考えてできる理由を探してやっていくのみ、という考えが身についたのがすごく良かったです。
タイムスリップして大学3年生に戻ったとしても、同じ会社を選択をしたと思えるほど良い会社でした。
入社3年目に「上海行く人、手を挙げて」と声をかけられ、迷わず手を挙げました。
それから上海に3年、その後シンガポールに1年、その後はずっと上海にいます。
― 上海に行ってみようと思ったきっかけは?
単純に、日常に飽きていたからだった気がします。
今まで上司や職場にも恵まれ、実家暮らし。新卒から3年、代わり映えのない日常でした。他社さんと共同研究したりIBMの方々が開催する勉強会に参加したりと、色んな経験をさせていただいてはいたけれども、より新しいきっかけが欲しかったのかなと思います。
「幸運の女神には前髪しかない」という言葉がありますが、その女神の前髪をガンガン掴んでいったイメージです。当時は独り者だったということもあり、新しい環境に飛び込んで行くことができました。
スタートアップの最初のフェーズを経験したい
― 転職しようと思った理由は?
前職のワークスアプリケーションズの時、会社が上場する前からいる社員の方から「お客さんがゼロのところから自分でお客様先に行って苦労した」みたいな武勇伝を聞いていたので、ベンチャー企業の初期のフェーズに憧れがあったというのがあります。
前の会社でもSaaSを初めて立ち上げるみたいなところに興味があり、異動していました。
― LAPRASはいつ登録しましたか?
3〜4年前に登録して、細く長く転職活動していました。
就職活動をしていた時にうまくいかないパターンは大きく2つありました。
1つは、声をかけてくれた人事の方には良い反応をいただいていたけど、会社的には海外在住の方はダメだったというパターン。もう1つは、お話を聞いてみたら技術の新しさばかり説明してどのような社会的課題を解決するのか話してくれないパターン。上海からリモートで働きたいという前提では、なかなかマッチする求人に巡り会えませんでした。
― ヘンリーさんと他に声をかけられた企業さんとの違いは?
ヘンリーは、中小病院向け基幹システムを作っているので社会的意義があり、技術的にも難しい印象がありました。テクノロジーがそこそこ難しい環境に身を置きたかったので非常に興味を持ちました。
また、「そのサービスがないと社会がどうなるか」みたいな質問に対していただいた答えが他社に比べて一番しっくり来たのもポイントでした。
さらに、CEOが良い意味でCEOっぽくなくて。悩んでいる人間らしい一面に惹かれました。CEOが改善したいと思っている組織の作り方や生産性の上げ方など、これまでの自分の経験を生かして協力していけそうだなと感じ、この会社と共に成長していきたいと思いました。海外からリモートで働く正社員としては私が1人目ということは入社後に知りました。
― キャリアを作っていく上で意識していることは?
自分はキャリアを頑張って構築するタイプではないと思っています。幸運の女神の前髪を掴んでいったタイプと言いましたが、いつでも幸運を掴めるような準備をしているかというとそうでもなく。「なるようになれ」って思っていたのが正直なところでした。
ただ、勉強好きな性格なので継続的に情報を集めていたり、毎日コードを書いていたり、毎年棚卸しをして目標を設定したりはしていて。自分の意識としてはキャリアを作っている認識は無いのですが、外から見たときに差別化要因になっているのかもしれないです。
私のエンジニアとしての目標は、去年の自分を越えることです。
毎年新しい言語やライブラリ、リポジトリなどに挑戦しています。
まとめると、キャリアについてはあまり考えてないですが、プログラマーとしては新しいことに常にチャレンジすることと、自分のできることを積み上げることの2つを考えています。
アウトプットは、99%自分のため
― どうしてアウトプットされているのでしょうか?
アウトプットは、99%自分のためにやっています。私は文字に書くことで自分の意識を拾い上げられるタイプなので、ブログやTwitterなどに書くことで内省が促進されると考えています。
公開空間にアウトプットする必要は無さそうという質問をもらうこともありますが、オープンにしたほうが良いシステムを使いやすく、また検索もしやすいという利点もあります。わざわざクローズドにするモチベーションはなく、デフォルトで公開しています。
― LAPRASについてどう思っていますか?
まず、ユーザー側としては、日頃のアウトプットを吸い上げてくれて、自分の活動をまとめてくれることがありがたいです。
私の場合は、connpassとGitHubとたまにZennやSpeaker Deckを使っているのですが、それを全部統合して整理する作業は自分ではまずやらないので、それらを全部まとめて「私はこういう人です」と出してくれるのは非常にありがたいです。
ヘンリーでは現在、スカウト側でもLAPRAS SCOUTを使っているので、スカウト側としての意見でいうと、この人がどういうことをやっているかを公開しているものをまとめて見せてくれて、情報の落とし漏れがないという安心感があります。
使っている言語の統計が見れたり、最近参加したイベントも見れるので、ざっくりとその人の方向性を掴んで、短時間で理解できるインターフェースだと思います。
私はタレントプールを見るのを任されているんですが、あちこちクリックする必要がないので、操作性が良いです。採用側でも、エンジニアとしてもポートフォリオを作ってくれるサイトとして信頼できるサービスだと思っています。
― エンジニアとしてありたい姿はありますか?
私の性格的に「こうすればいいのに」と思ったことは口に出てしまうんです。そのくせ行動に慎重なところも相まって、「口だけ人間」になってしまいがちなんです。その反省も踏まえて実行に重きを置くようにしています。
― 今後のビジョンはありますか?
会社というフィールドでの問題解決は楽しいです。
今のサービスの課題にしろ未来像にしても、やるべきことがたくさん見えています。
挑戦したいと思っていた環境に来ることができて、挑戦を続けられるイメージがすごくあるので、がむしゃらにやるべきことをやっていきたいです。
エンジニア以外にも医療事務の方など今までコミュニケーションしていなかったタイプの方とも関わり、ドメインの理解を深めて、顧客の課題を解決することにこだわっていきたいなと思っています。
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