LAPRAS OUTPUT AWARD 2023 受賞インタビュー「中村さん」

LAPRASでは、2023年にアウトプットを頑張っていたユーザーの方を、LAPRAS OUTPUT AWARD 2023 で表彰させていただきました。

今回は2023年中、Zennの記事やGitHubに数多くリポジトリを公開されている 中村さん にお話を伺いました。そのインタビューの様子をお届けします。

LAPRAS OUTPUT AWARD 2023
一年間で最も精力的にアウトプット活動をされていたユーザーの方の中から、LAPRAS運営の独断で表彰させていただく賞です。選出基準は年間のアウトプット数が上位にあることと、LAPRAS運営と社内エンジニアの推薦制となっています。
受賞された方には副賞賞品、インタビュー記事掲載および、ポートフォリオにスペシャルバッジを掲載させていただきます。

自己紹介

ーーまずは中村さんについて教えてください。

新卒で入った会社がNTT系列の会社で、そこで自社のサービスの開発をマネジメントする立場にいました。開発も運用も全部見てたというところですね。サービスを途中で変えながら同じようなロールで7年間ぐらいやらせてもらいました。

最後の方に社内副業みたいな形でちょっと手を動かすようなエンジニアを経験しました。その後本格的にバックエンドエンジニアロールで前職に転職しまして、そこで自社サービスのIoTプラットフォームの開発、受託開発、アーキテクチャのコンサルティングなどをしていました。その後別の会社で広告配信システムのバックエンド開発を担当しているという形になります。

 
ーーコードを書かないエンジニアから逆にコード書く職種にどんどん転換されてきたんですね。元々開発エンジニアのお仕事をされたかったということなんでしょうか?

開発仕事を進めていく中でマネジメントだけやっていても、現場のこともわからないし、外注している先で、上がってきた声とかも全然理解できなかったという課題がありました。ちゃんとマネジメントできないという思いがあって、その頃から自分で手を動かして作る経験が必要という思いがありました。やっていったら楽しくなって、今はそれを本業としてやってます。
将来的にはチームで成果を出してビジネスに貢献していくというような、サービスのことも理解できて要件定義ができて、設計・運用まで回していく一連を見るポジションで仕事していきたいな思っています。

 
 
ーーアウトプットを始めたきっかけは何だったのでしょうか?

最初Zennに記事を上げてみたというところがあるんですが、前職で記事を書こうという雰囲気もあって、そこに自分も書いてみようみたいなところが最初の一歩でしたね。有志で書いてる人が同じチームに何人かいて、ちょっと自分も書いてみようと思いました。
記事以外は外部向けのLT会のようなものを1〜2ヶ月ごとにやっていたので、そこで登壇するなどもありましたね。
GitHubでOSSを公開するようなことは全然できてないですね。気になったものを作って載せるぐらいという感じです。

 
ーー技術アウトプット以外で活動されていることはありますか?

今は子供が2人いるので、子育てや家事で埋まってしまいますね。空いた時間はずっとコード書いたり本読んだりしているって感じです。

 

LAPRASをどんなふうに使っていますか?

ーーLAPRASをどんなふうに使われてますか?最初ご登録されたきっかけは何かご覧になったとかなんでしょうか?

Twitter(X)で見かけてだったと思います。ポートフォリオで活動内容をサマリしてくれるページがいいなと思っていました。記事は書いてるんですが、OSSを作ってるわけでもコントリビュートしているわけでもないですし、GitHubで公開しているものもあればPrivateで好き勝手に作ってるものもあれば、みたいにやっていることが散らばっているんです。まとめられたらいいなという思いがあって、それが上手くできるサービスなのかなと思って使ってます。
上の方にあるスコアやActivity Logのグラフなんかをよく見ています。
今年後半からはとある案件をお手伝いしていたので、自分のインプットアウトプットの時間は取りづらかったですね。グラフにそれが出ていますね。

 
ーーサポートなどでユーザーさんの画面を拝見することがあるんですが、グラフに出ている数字がこんなに大きい方はなかなか見かけないです。忙しいと一気にゼロになってもおかしくないのに、それでもイベント参加されたり記事も出されていますね。すごいです。

ありがとうございます。

 

まずアウトプットする

ーー普段どんなふうにアウトプット活動を行っていますか?Zennの記事とGitHubのリポジトリがすごく多いですね。

全般に、技術的な深さよりとりあえず触ってみて概要を理解するというのが目的だったりするので、GitHubのリポジトリに関しては本当に作って1回も触っていないようなものが90%以上だと思います。触ってみたものを記事にするという意味で広いものを触って浅く記事を書くということをやっています。

 
ーー今回受賞にあたって中村さんのを拝見したときに、そのさっと触ってみたという情報が簡潔にまとまっていて、読んでいてすっと入ってきました。自分のアウトプット欲にも火がつくような感じでした。直近そのGeminiの記事で、マルチモーダル、最近のLLMを実際に動かしてGitHubActionsで動かすんだというのが面白かったんです。最近はGCPの記事が多いですね。

「gemini-pro に GitHub Discussions の本文を要約してもらう」
https://zenn.dev/nkmrkz/articles/girhubactions-vertexai

 
とても嬉しいです。
私、完全にバックエンドエンジニアで、Webやモバイルアプリ等のユーザーインターフェースは気軽に作ることができないんです。なので、GitHubActionsやCLIとかIoTといった仕組みでユーザーインターフェースを代替して、バックエンドで遊ぶみたいなことをやっています。GCPはこれから使うのでキャッチアップしているところです。

 
ーーアウトプットしようと思ってから、実際に書けるまでどれくらいかかりますか?

全部が全部うまくいくわけではないです。書こうかなと思うものがたくさんあって、タイトルレベルで書いて、スクショ撮って埋めていくみたいなことはやっているんですけど、途中まで書いて全然公開してないものが割とあります。面白いんじゃないみたいなのを書いてくんだけど、書いていくと色々あって途中で火が消えてしまうみたいなことがありますね。書き始めた半分も公開できていないと思います。

 
ーーなるほど。最近の没ネタだとどんなものがありますか?

AWS IoTをインターフェースにしてGCP側でIoTシステムを構築するという、いわゆるマルチクラウドの記事を書こうと思って挫折しました。AWS IoT Coreでインターフェースを持ってGCP側にPub/Subを使った場合、その裏側って何に使うんだっけ、KVSを使おうか・・・といったアーキテクチャを書いて、やってみようかと思ったんですけど、IoTデータなら時系列データベースに入れた方がやっぱり楽だよな、と思ってちょっと調べたらAmazon TimeStreamの方が面白いなと思い至り、「なんでGCP使わなきゃいけなかったんだっけ・・・」と記事を書く気力がなくなってしまいました。

 
ーー新しい分野のアウトプットも計画されていますか?

コミュニティ活動したいなという思いと、OSSのコントリビュートをしたいなという思いがありますね。
今AWS使っていて、ユーザーグループのJAWSなどに行っているんですけど、これからGCPを使うので、ユーザーグループで活動できたらいいな思います。登壇なり、アウトプットで所属企業の知名度にも貢献できたら嬉しいですね。

後者のOSSのコントリビュートですが、チームに非常に技術力が高いという人がいて、ただ使うだけじゃなくて使ってるものをよくしていこうとか、そういう思いを持ってやっている人がいるということがわかったので、今後挑戦していきたいですね。その人はもう全然レベルも違うんですけど、そういう世界もあるんだなというのを知ったので、トライしていきたいです。

 
ーー業務系のトピックスなども上げていらっしゃいましたね。

業務で詰まったところとか、使う上で調べたことみたいなのを書くのが一番時間を使わないので、時間が取りづらい時はそういう物が多くなりますね。

Gemini Proの記事はこれは必要があって触っているのですが…以前別の案件にコミットしていた時はRedShiftとか、Goのライブラリとか、SDKなど、業務の中で得た知見を書いてるということが多いですね。

 
ーーGemini、ネイティブだとジェミニじゃなくてジェミナイと言うことが多いんですね。文字面で分かっても発音が思ったのと違う…ということがありますね。

そうですね。自分の記事にも書いておきます。今、更新しました。はい。

 
ーー早いですね!今直すとか、今ぱっと思いついたことをぱっと書けるって才能ですよね。「後で直しておきます」となるのが一般的じゃないでしょうか。

記事のプラットフォーム、当然エディターもあるんですけど、GitHubと連携できてCI/CDが勝手に回って、プッシュすると記事に反映される仕組みが整備されてるじゃないすか。そういうツール使うだけで簡単に更新できるみたいな世界観がすごくいいなと思っていて、今もVSCodeで、ぱっと修正してプッシュして、勝手に反映されました。

 
ーーすごく便利ですよね。とはいえそれがあっても、メモ帳とかタスクに入れておいて、後でとなりますよね。中村さんは修正した方がいいなって思ってその場ですぐパパッと直してしまうその行動力がアウトプット量に表れているのだろうと感じました。しっかり手元の環境を整えていらっしゃるところも効いていそうですね。

 
ーーアウトプットを継続されていて、よかったなとか嬉しかったなという出来事はありますか?

今日のインタビューも続けてよかったなという機会になったかなって思ってます(笑) それ以外だと、記事にいいねをしていただいたりすると、参考になったのかなと思うのですごく嬉しいですね。誰か役に立ったのかなと

 
ーーアウトプットを継続するコツはあるんでしょうか?

書くだけです。
皆さん仕事はやっていると思うので、その中で詰まったものから得た知見などですね。もちろん守秘義務に触れない範囲で一般的なところをアウトプットするというのが、一番ハードルが低いと思います。

 
ーーとにかく書くということですね!ちなみに、今年のアウトプットしてきた中でこれは一押しだよというのはありますか。

生成AIの文脈でGeminiは結構簡単に触れるというのは書いていてもわかったので、そういう意味でおすすめかなと思います。よくわからないものを実は触ってみるとGCPの画面でコードのサンプルが出てきたり。そこに気付けたという意味ではこの記事はおすすめかなと。
気になったものは触ってみると、あれ実は簡単にできるじゃんという、いう流れになればいいなって思いました。

 

最後に、LAPRASについて一言

ーーでは最後にLAPRASについて一言お願いします。

LAPRASは記事や、GitHubのリポジトリとかconnpassのイベント参加のようなエンジニアとしての活動を拾ってくれる、ちゃんと見てるよというサービスだと思っています。それをポートフォリオとしてわかりやすく表示して活動を見える化してくれるので、私はこの機能が一番気に入っています。ぜひ使ってみてくださいね。

 
ーーありがとうございました。来年もぜひアウトプットを続けてくださいね!

 

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