ユーザーからLAPRASについて率直に意見をいただく本企画。3回目の今回はかとじゅんさんにお話を伺いました。
2019年2月、LAPRASが自社採用のために送ったスカウトメールがきっかけでかとじゅんさんとLAPRASの交流が始まりました。
最初はサービスに対して懐疑的だったといいます。しかし、その後に所属するChatworkではLAPRAS SCOUTを導入し、個人としても好きなサービスだと語るかとじゅんさん。
どんな印象の変化があったのかお話いただきました。
《プロフィール》
かとじゅんさん(@j5ik2o)
Chatworkに2014年7月、テックリードとして入社。業界歴25年、小学四年生で初めてプログラムを組む。FA系、オープン系、ウェブ系など様々の現場を経験。大手Web企業において、Scala/Javaやドメイン駆動設計を採用した大規模な基盤系システムの開発に従事。現職では、次世代チャットワーク開発に従事している。
エンジニアのメリットとサービスの目指す方向性が同じだと知ってLAPRASが好きになった
ー LAPRASについてぶっちゃけどう思いますか?
僕はLAPRASのことは好きです。
Twitterでも「僕はLAPRASのようなサービスが好きだ」と公表しているくらいですからね。
自分が活動した結果が指標でまとめられているというのがわかりやすいですよね。そもそも自分の情報を公開しているのは誰かの目に留まることを期待しているからです。今は転職・副業といった用途に限定されていますが、そういった出会いの機会を与えてくれるLAPRASは好きですよ。
ー LAPRASのことを知ったのは、LAPRASが送ったスカウトメールがきっかけですか?
LAPRASさんのサービスをきちんと知ったきっかけは、2月に受け取ったスカウトメールですね。でも、スカウトメールを受け取る前にもTwitterでscouty(旧サービス名)の名前をみかけた記憶があります。
ー 初めて見たときはどう思いましたか?
正直にいえば、初めて見た時にはエンジニアが自分のページを見ることができなかったのでどのように企業に情報提供されているのか気になりました。
スカウトメールをもらって、LAPRASの方とランチをした時に企業側のサービス画面を見せていただいたので、そこで「このサービスは面白いな」と思いましたね。
ー 直接LAPRASのメンバーと会って、サービス画面を見るまでの印象はあまり良くなかったんですか?
エンジニアのデータがどのように扱われているのかわからなかったので、そこはとても気になるポイントでした。
エンジニアの情報を収集するサービスは、エンジニア個人のデータを商品として扱い、ビジネス上の利益だけを求めていることが多いと感じていました。なのでお会いした時も、そのあたりを確認したくていろいろと質問させていただいたのを覚えています。
お話を聞いて感じたのはエンジニアのメリットとLAPRASの目指す方向性が同じだということ。真摯に答えていただいたので本当にエンジニアを大事にしているサービスなんだなと思いましたよ。
ストレートに「これは法律的に大丈夫ですか?」と訊いた時も論理的にきちんとお話されたので安心しましたね。
社会に出てからこそ、能動的に学び続けなければいけない
ー かとじゅんさんのLAPRASポートフォリオを見ると、とてもスコアが高いのですが普段のアウトプットで心がけてることはありますか?
「認められるためにやる」という承認欲求はあまり持たないようにしていますね。
それは、認められなくなった時にやらなくなってしまうからです。認められる、認められないに関わらず自分の知識を高める、仕事で成果を出す、そういった仕事の成功の喜びや人に貢献することの喜びのために知識を得る、スキルを磨くというようにしたいと思って活動しています。
また義務教育では学ぶ内容が決められていて、大学、大学院と進んでいくと自ら学ぶことを決めていかなければいけない。そして社会人ではそれがより顕著になります。自分から能動的に学ばなければいけない。
僕のことをTwitterでフォローしてくれている人には、「かとじゅんさんって学ぶことが好きな人なんですね」と言われたりするんですが、人間とはそもそもそうであるべきだと思っています。学ばない日々はない、それが普通だと思っています。
ー インプットとアウトプットのバランスについてはどう考えていますか?
インプットしたことはアウトプットしないといけないと思っています。
殆どの人はインプットが過剰なんです。インプット7割、アウトプット3割の人が多いですが、僕としては逆のインプット3割、アウトプット7割がいいと思っています。
アウトプットを多くすることで、「わかっているつもりのことでも本当はわかっていなかった」という気づきを得ることがあります。そうすると再度インプットする機会が生まれます。インプットとアウトプットはセットだと思っています。
ー 最近はどんなアウトプットをされているんですか?
今お話したような想いでアウトプットを続けているおかげで、最近は登壇やインタビューの依頼を多くいただくようになりました。
先日も「マイクロサービスとドメインの関係について話してほしい」という依頼があったので、仕事上での試行錯誤を基に資料を作りながら、社内で議論する機会がありました。その過程でも気づきがありましたね。
アウトプットを通してインプットにフィードバックをかけること、そしてそのサイクルを早く回すことが学習、スキルアップには重要だと思っています。
LAPRASというサービスの答えは誰も持っていない。だからこそユーザーと共創を
ー LAPRASについて「もっとこうしたらいい」ということはありますか?
細かいところでいえばGitHubのorgの方もスコアに加算してほしいと思っています。
他のサービスでもそこはカバーしていないので、そこはなる早で対応してほしいですね。
あとは、採用以外でもLAPRASの使いみちはあると思っています。
ー どんな分野で使えそうですか?
たとえば教育にも活用できると思いますね。
これから学習をしていこうと思っている人に道を示せる「メディア」になれるんじゃないでしょうか。
WEB上で学習のための情報を探そうとすると様々な情報が出てきて、その分野を初めて学ぶ人にとってはどれが適切かわからないことがあります。知識がないので情報のフィルタリングもできません。
LAPRASは世の中のアウトプットを収集してスコアリングをしていますよね。そのデータを使うことで、「あなたの状況だとこのあたりのアウトプットを参照すると良いよ」「同じ興味分野の人はこんなアウトプットを見ている」というように、書籍やQiita記事など様々なアウトプットをその人の状況に応じて提示できると、どのように学習すれば良いのか道を示せるかもしれませんね。
ー 学習コンテンツとエンジニアをマッチングするのは面白いですね。確かにLAPRAS上のデータを活用すればできそうです。
あとは、コンテンツではなくてエンジニア同士のマッチングでも面白いですよね。
この分野で相談するならこの人に聞けばいいとか、この人が今度このイベントで登壇するよっていう通知がくると便利そうです。
例えば僕はDDDの界隈にいるけど、ある分野に関しては機械学習の界隈にいるこの人と共通点があります、興味分野が同じです、とか。
と、ここまで思いつきでいろいろとお話してきましたが、これが本当に正しいのかどうか、この要望が妥当なのかについては僕自身確信を持てていません。
なのでユーザーの声を聞くイベントをもっと開催してほしいですね。
ー 以前に「みんなでつくるLAPRAS」というユーザーに開発バックログを見て意見をもらうイベントを開催しましたが、同じ様なイメージですか?
おっしゃるとおりです。「みんなでつくるLAPRAS」のことは知っています。あれは良かったですね。
今後もLAPRAS社内のエンジニアやマーケティング担当者とユーザーである僕たちが交流するイベント、それも気軽に参加できるものを開催してほしいですね。僕自身も参加したいと思っています。
LAPRASが実現しようとしているのは新しいサービスの形です。今はまだ誰も答えは持っていないはずなんです。
ユーザーと一緒に考えながら、場合によっては参加型で一緒に作っていくくらいの気持ちでサービス開発してほしいです。そうすればきっとみんなに受け入れられるものができるはずです。
ー ありがとうございました!
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LAPRASは、Web上のアウトプットから個人のスキルや志向性を可視化したポートフォリオを自動生成しています。
GitHub、Qiita、Twitterのアカウントがあれば本人認証後すぐにポートフォリオを確認できます。