「LAPRASユーザーインタビュー」では、LAPRASをきっかけとして転職や副業を経験されたエンジニアの方へのインタビュー記事をご紹介しています。今回はtoB色の強いベンチャー企業から、よりユーザー視点で考える機会が多い大規模な企業に転職された神山さんにお話を伺いました。
今後のキャリア形成に悩んでいるエンジニアの方や、エンジニア採用担当の方はぜひご一読ください!
<プロフィール>
神山 さん
新卒でエンジニアとして開発、運用、エンジニアリングマネージャーをされたのち、将来的により技術的な立場から経営のことを考えられる人になりたいという目標のもと、新しい挑戦をしたいと考え、株式会社タイミーに転職。現在は、サーバーサイドで開発に携わりながら働いている。
toB色が強い会社から、よりユーザー視点で考える機会が多い会社へ転職
―現在の業務内容について教えてください
LAPRASさんでご縁があった株式会社タイミーでエンジニアとして働いています。
サーバーサイドエンジニアで開発などを行っております。
転職して間もないので、これからどんどん開発に携わっていく予定です。
―今までのキャリアについてお聞きしても良いでしょうか
現職で、2社目になります。
前職は、2019年に新卒で入社した会社で5年間エンジニアとして働いていました。
その会社では開発、運用などをやりつつ、最終的にエンジ二アリングマネージャーになり、5年間働きました。
その後、将来的により技術的な立場から経営のことを考えられる人になりたいという目標があったため、他社のシステムや組織体系、ビジネスの動き方などを知りたいと思い転職しました。
タイミーを選んだのはビジョンがマッチしてることはもちろんのこと、業績が伸びている中で、様々な課題解決にも携わることができ、新しい挑戦もできると考えたためです。
―前の会社と今の会社で何か違いはありますか?
企業規模と事業領域の違いがあります。
前職は従業員全体数でいうと50人程度で、現職は1000人程度です。
エンジニア組織としても、前職は業務委託の方含めて10人程度ですが、現職はエンジニアだけでも50人以上はいると思います。
事業領域は、前職はプロダクトが3つあり、to Bでした。
物流系のクラウド管理システムや、LINEを使った公式アカウントの拡張ツールを提供していました。
現職はtoBではありますが、よりユーザー視点で考える機会が多いのでその点が異なっています。
―企業規模と事業領域が違うのですね、働き方の違いなどはありますか?
役割が明確に分かれていると思います。
タイミーは役割ごとに責務が違ったり、責任範囲が違います。
前職は、ベンチャーで人が少なかったのでいろいろな役割をこなしていました。
現職は役割が決まり、 それごとに責任が決まっています。ただ役割がガチガチに固められてるわけではありません。やりたいことがあれば別の役割になっていけるような柔軟な環境です。
会社の強みを伝えたうえで、熱意を伝える。
―エンジニアとして日々どのようなアウトプットや貢献をされていますか?
ブログや記事を書いてアウトプットすることが多いです。
技術のつまみ食いなど学んだことや経験をネタにして記事を書いています。
アウトプットすることのメリットとして、体系的に知識を整理でき、学んだことを思い出しやすくなります。
適切にしおりが貼られるように、記憶から取り出しやすくなります。ふとした瞬間に、「ブログにこういう内容の記事書いたことがあるな」と思い出すことがありますね。
また、自分がこういうことを学んできたという経験を人に示すこともできるのが良いところですね。
―今回、LAPRASを使って転職されたと伺ったのですが、どのような理由で転職をされたのでしょうか?
将来的に、「より技術的な立場から経営のことを考えられる人になりたい」という理想像があるので、それに向けて他の事業領域や開発フローなどの新しい経験を経て、知見を溜めたかったためです。
実際に行動したきっかけは、今年1月1日にあった能登半島の地震でした。
地震など自然災害という危険があるなかでいつ死ぬかわからないと思ったんです。今やらないと後悔するんだろうなと思い、それがきっかけとなり転職を決断しました。
―今回、LAPRASを使って転職された経緯をお聞きしても良いでしょうか?
LAPRASに登録してスカウトメールなどメッセージをもらっていたので、コミュニケーションを取り、企業様とメールなどでやり取りさせてもらって、内定まで進みました。
LAPRASのエージェントとも話をしていて、
転職について多方面から情報を集め、自分で考えつつ転職しました。
―LAPRASの求人票などで気になったポイントはありますか?
上限年収標準や下限年収標準があるのはすごくいいなと思いました。
年収の目安が具体的な数字で出てるのはすごく見やすいです。
数字も含め、求人票の中に図や画像がもっとあればいいなと思います。
企業の求人票を見ると、必要なスキルや技術は異なりますが、こんな人と一緒に働きたいという点や、還元するスキルなどは似たり寄ったりなことが多いんです。
「うちの会社の強みはここだよ」みたいなところをすごく知りたいので、求人票にわかりやすい画像や図などがあれば訴求しやすいのかと思いました。
同じ事業領域の企業さんも結構いらっしゃると思うので、外部に出せる情報の中で「うちの強みはここです」といった点をもっと知れると、求職者の良い判断材料になると思っています。
―スカウトメールで気になったポイントなどはありますか?
メール文が長いと読むのが億劫になります。
一方、文は長くないけれど、しっかり個人のことを見てくれていると伝わるメッセージはすごく気になりますね。
例えば僕があげているブログを見てくださったり、僕のやりたいことを汲み取ってメッセージをくださるなどです。
たまにスカウトメールがテンプレ化しているなと思うことがあるので、そういったことがあると、あまり関心度が高まらないなという印象はあります。
―転職先またはLAPRASで受けたカジュアル面談で気になったポイントを教えてください
会社に合うか合わないかはお話をしているとすぐわかるなと思います。カジュアル面談は、求職者と採用担当者のファーストコンタクトになるので、「本当に来てほしい」みたいな熱量があるコミュニケーションだと興味を持てるなと思います。熱量の部分は企業の求職者への興味度に依存するというのは面談でお話をして思いました。
自分のやってみたいことに素直になって行動してみる。
―今回の転職はどのくらい「自分にとって最も良いもの」でしたか?
すごく良かったです。理由は3つあります。
1つ目は、自分のビジョンや価値観に共感してくださる方や同じ考え方を持っているメンバーが多いところです。そういったメンバーと働けるというのは、モチベーションも上がりますし、働きやすいなと思っているのですごく良かったです。
2つ目は、前職で得られなかった新しい観点を知れていることです。事業領域も違いますし、 ビジネスの動き方が全然違うので、そういった点ですごく気づきが多いなという印象です。
3つ目は、社会に貢献してる実感を得られていることです。弊社のサービスを使って働いてくださっているワーカーさんはすごく増えてます。
そういったところから、日本社会に貢献しているとダイレクトに感じられるので誇りを持ちながら仕事ができています。
―エンジニアにとって「最善のマッチング」とは何だと思いますか?
企業とエンジニアでミスマッチが防げるとWinWinだなと思っているのでミスマッチを初期段階で防げるような構造になっているかどうかは、マッチングのプラットフォームとしては大事だと思っています。
その前提で採用担当の方と面談前に、色々とメッセージで疑問点を解消した上で、面談に進むといったような、カジュアルなメッセージのやりとりができるといいと思っています。その点、最近の転職では気軽にメッセージで採用担当者の方とのやり取りができるので、そこは良い文化だなと思います。
―転職されるエンジニアへのメッセージ
僕は自分の方針や、やりたいことを大事にしており、それを忘れないようにしているので、「自分が本当にやってみたいこと」に素直になるのは大事だと思っています。
その気持ちは仕事中も持っていたいと思っていますし、人生においてもおそらく大事だろうなと思っています。 大人になるとどうしても社会性があり、周りの目が気になる部分が少なからずあるので、「自分が本当にやってみたいこと」に従って行動しづらいかもしれません。
ただ、人はいつ死ぬかわからないので、やりたいことはやりたいときにやってみたほうが良いと思っています。この点は大事にしたいなと思っているので、やりたいけどやりたいことができていないと思っている方がいらっしゃったら、素直に自分のことを認め行動することが大事なんじゃないかなと思います。
ーー ありがとうございました!
取材・執筆/永井亮