LAPRASには多くのエンジニアがログインし自身のポートフォリオを見ています。
エンジニアから見てLAPRASはどんなサービスなのか、どんな点が良くてどんな点が悪いのか、今回はその疑問をユーザーであるばんくしさんに直接ぶつけてみました。
《プロフィール》
ばんくし さん(@vaaaaanquish)
新卒でSansan株式会社のR&D部門に入社し、画像認識エンジンや自然言語処理APIを開発。その後ヤフー株式会社で機械学習モデリングチームのリーダーとして開発、マネージメントに従事。2019年2月に機械学習エンジニアとしてエムスリーに入社。
ばんくしさん、ぶっちゃけLAPRASのことどう思います?
ー 今回の記事の趣旨なんですが、LAPRASを使っていただいているエンジニアさんに「ここがダメだよ」とか「ここがいいよね」というお話を聞いて、ありのままを記事にしたいと思っています。
すごいオウンドメディアですね(笑)。自分たちへの批判も書くっていうのは面白いですよね
ー そこでいきなり聞いてみたいんですが、ぶっちゃけLAPRASのことはどう思っていますか?
好きか嫌いかで言えばめっちゃ好きですよ。
私はLAPRASをプロフィールサイトとしてとても優れていると思っているんです。自分で作っているプロフィールサイトがあるんですが、そこに書いていることほとんどがLAPRASにログインするとすでに書いてある。これはとても嬉しい体験でした。
ー あえて否定的な言い方をすると、ばんくしさんのプロフィールサイトはすでにあるので、LAPRASと合わせて同じものが2つあるということですよね。それでもLAPRASを使うことのメリットってありますか?
もちろんありますよ。プロフィールサイトからメールで連絡をくれる人はいないけれど、LAPRASからは連絡や通知をもらえる、そこが大きな違いです。
現在もLAPRAS上で「4社関心を持ってくれています」という通知が来ています。自分のプロフィールを見た上でそういう反応がもらえるだけでも嬉しいですね。
ー 通知もチェックしてるんですね。
そうですね。その中でも気になる会社があったら企業の情報を見るようにしています。
転職する気がない人でも、こういう通知を受け取るということは将来の転職に関してもメリットがあると思ってます。いざ転職しようと思っても、常日頃から企業との関係を作っていないといきなり転職するのは大変です。
日頃から「こういう会社があるんだ」と知るだけでも転職で役立つと思っています。LAPRASの興味通知のように企業の方から近寄ってきてくれるのはありがたいと思いますね。
広げることから、深めることへ。ばんくしさんの方向転換
ー ばんくしさん個人のこともお訊きしたいのですが、普段アウトプットで心がけてることってありますか?
ブログでは需要があることしか書かないようにしています。そうでなければPythonの記事も書いていないと思いますね。Pythonに関してはユーザーの数も多いですし、求められているのでそのニーズを受けてブログを書いています。
ー 今後のキャリアプランで考えていることはありますか?
これまでは成果をいろいろな場所で発表するようにしてきたのである程度ネームバリューはできてきたと思います。今後は広げるのではなく、より深めていく方向を考えています。機械学習に関しては学術的なところにも注力しいきたいと考えていて、2019年後期に上司と設定したサブ目標は論文を1つ書くことです。
技術的な領域以外でも、ビジネスの深みを目指していくのもありだと思っています。アルゴリズム設計に優れているだけではなく、それをビジネスサイドに持っていってプロダクトに落としていく。PMのような方向性も考えています。実はエムスリーに入ったのはそのためという理由もあります。
ー 以前に「尊敬するエンジニアがいる、開発から企画や運用、営業まで全部やれる人たち」とイベントでお話されてる様子を見かけたんですが、具体的なロールモデルはいるんですか?
私の上司の西場さんですね。経営者意識の塊みたいな人でなんでもやるし、いざとなったら自分でなんとかできるという自信を持っているように感じます。
エムスリーに入社する時のカジュアル面談の時にこの人はすごいなと思いました。
エンジニア同士でカジュアル面談をすると、技術の話をして終わりということがあるんですが、西場さんとの面談では技術に加えてビジネスやお互いに将来的にどうしたいかということを1時間という限られた時間でギュッと詰めて話しました。内容の濃さ、それを短時間でまとめて話してくれたのはすごい能力ですし、面談としても良い体験でしたね。
今は、私が西場さんと同じ年齢になった時に同じくらいのパワーを持てるようにしたい。そう思ってやっています。直接本人に伝えるのは恥ずかしいからどうしようかな、と思ってますけど(笑)。
LAPRASにはNo.1のプロフィールサービスであり続けてほしい
ー LAPRASへの意見や要望があればお話いただけますか?
なかなか難しいとは思いますが、ブランディングを頑張ってほしいですね。
具体的には、現在LAPRASのページ上でGitHubやQiitaのリンクを掲載していますが、逆にGitHubやQiita側からリンクが貼ってあるなど、クロール先のサービスから公式にお墨付きをもらうというのはいいと思いますね。エンジニアからすれば、信頼度はとても高まるはずなのでぜひやってもらいたいです。
あとは、LAPRASのプロフィールページをシェアしている人がまだ多くないですよね。シェアすることが当たり前の状況を作り出すことも重要だと思っています。
ー おっしゃるとおり、ブランディングは重要だと思っています。ばんくしさんがLAPRASを開発する側だったらこうしたい、ということはありますか?
まずはとにかく連携先を増やしますね。私自身が機械学習エンジニアなので、その立場からするとKaggleと連携したいです。AtCoderや競プロ関連のサービスも対象にしたいです。
連携先以外には、技術力・ビジネス・影響力以外のスコアも作りたいですね。例えば、自分のプロファイル情報だけでなく、「●●さんがこの人を推薦しています」のように、他人からの評価のようなものも追加できると採用する側としては嬉しいだろうなと思います。
今お話したのはLAPRAS SCOUTを使う企業側の目線でしたが、LAPRASで転職するエンジニア目線でいえば、企業名を検索して「あなたの知り合いの●●さんが所属している企業です」というように繋がりがある人が出てくると面白いですよね。
ー 面白いアイデアですね。社内でも同じ方向性のアイデアが出たこともありますが、まだ実現できていないです。最後に、LAPRASへ期待していることがあれば教えていただけますか?
LAPRASには継続的にプロフィール作成のサービス、プラットフォームとしてNo.1のポジションを取り続けてほしいです。現在、LAPRASよりいいプラットフォーム、プロフィールを集約してくれるいいサイトはないと思います。
でも一方でこのシステムは他の企業でも頑張って開発をすれば作れないことはないものです。似たようなサービスが出てきても勝ち続けてほしいです。そのためには成功して、きちんとお金を稼いで長く継続していってください。
そうじゃないとせっかくのプロフィールがなくなっちゃうので(笑)!
ー ありがとうございます!がんばります!
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LAPRASは、Web上のアウトプットから個人のスキルや志向性を可視化したポートフォリオを自動生成しています。
GitHub、Qiita、Twitterのアカウントがあれば本人認証後すぐにポートフォリオを確認できます。