LAPRASを通じて副業されている方のインタビューをお届けします。
今回は、本業でCTOという立場ながら5社の副業をされている北畑さんにお話を伺いました。
<プロフィール>
北畑さん
ワンダーファイ株式会社のCTOとしてサーバーサイドをメインにインフラからフロントエンドまで幅広く担当。本業の傍ら、技術顧問やプログラミングスクールのメンター、新入社員研修講師、LAPRASスカウト業務など計5社の副業を行っている。
――副業内容について簡単に教えてください。
2社で技術顧問をやりながら、プログラミングスクールのメンター、新入社員研修講師、LAPRASスカウトの手伝いをやっています。
本業ではサーバーサイド中心ですが、副業に関してはいろんなことを経験できたらといろいろ試していますね。
本業は子供向け教育アプリを作っていますが、教育には興味があるので副業もスクールのメンターや新人研修など教育関係をやっています。本業以外に5社で副業をしています。
――副業をはじめたキッカケはありますか?
最初は、前職を退職する際の有給消化期間に知人の会社や転職活動で関わった会社のお手伝いをするようになったことがキッカケですね。そのまま今の会社に入社してからも続けています。
――具体的な副業内容について教えてください
コンスタントにやっているのは、プログラミングスクールのメンターですね。生徒の方はフルリモートでテキストをもとに学習し、僕は週に1回1時間の面談を行っています。勉強の進め方などわからないところを教えたり、進捗の管理やメンタリング、学習内容と実際の業務との繋がりを説明したりしながら、技術的なことやエンジニアとしての考え方など様々なアドバイスをしています。
もう一つの新入社員研修は、4〜6月に集中しているので本業に支障の無い範囲で有給を利用しながら行っています。主な業務は学習内容のアシストですね。教える生徒さんは様々で、エンジニアの方もいますが、非エンジニアのエンジニアに関わる職種の人たちが多いです。
――教育系の副業が多いですが何か想いなどはあるのでしょうか?
もともと教育に携わりたくてエンジニアになったんです。
しかし新卒で教育業界で未経験のエンジニアでは厳しかったので、SIerに3年から5年で辞めると決めて入社し、経験を積んで4年半で辞めて、ベンチャーにて転職しました。そこではエンジニアの人数が少なかったこともあり裁量をもってやれると考えて入社し、最終的には開発の責任者をやらせてもらい、これならもう何でも自分の力で出来ると考えて、もともと希望していた教育系の会社に転職しました。
教育は人にすごく大きな影響を与えると思っていて、特に幼少期の影響は大きいと考えています。子供に対して周りの大人はすごく大きな影響を与えるのに、両親や学校の先生、近所のおじさんと影響を与えられる人はすごく限られている。教材を作る今の会社であれば、その閉じられた世界にインパクトを与えることが出来るのではないかと考え、教育系に携わっています。
副業は会社で使ってない新しい技術に触れることができる
――副業で得られた経験やキャリアなどはありますか?
本業だとサーバーサイドがメインですが、それ以外のことができるし、いろいろな経験ができました。会社に所属しているとその会社で使っている技術だけしか使わないことが多いですが、副業は自分の会社では使ってない新しい技術に触れることができ、新しい発見もあります。僕は会社では使ってない技術にフォーカスしていますね。
いろんな開発案件を担当するタイプの仕事だと使う技術が多くなるとは思うのですが、事業会社だと使う技術は結構偏るんですよね。新しい技術を学びたいとか普段使っていない技術を学ぶのが好きだとかで土日に趣味でやっている方もいると思いますが、副業ではお金をもらいながらそれができるのがいいと思います。ただ普段、会社で使っている技術の方が単価は高くなるのでそこは得られるスキルと対価との兼ね合いだと思いますね。
――副業での経験が本業で活かされたことはありますか?
副業で、本業では扱っていない技術を利用して開発したことがあって、技術選定に活かすことが出来たことがありました。技術候補として上がってきても、通常であれば調査が必要なものも、業務で使ったことがあると判断しやすくなることはありますね。
――本業との両立についてはどうですか
本業が柔軟に時間を使えるのでそこが大きいとは思いますが、僕は時間をかけて副業をがっつりやってるわけではなく、短い時間の副業を複数しているので、選び方次第だと思います。
実際に私は柔軟に時間を使うことが出来る業務を選んでいます。月20時間以内ぐらいのものですね。LAPRASだと月20〜30時間ぐらいですし、プログラミングスクールは月4〜8時間ぐらいで生徒と週1回1時間面談の時間を調整出来ればいいので本業との兼ね合いが出来ています。
時間が自由に使える副業を見つければ両立は可能だと思います。ただボリュームのある開発案件は取りづらいですね。本業でも開発をやってるので、そことの兼ね合いもあるしずっと開発はしんどいので(笑)。気分転換の意味もあると思いますね。
エンジニアを理解してくれていると感じる
――LAPRASを知ったキッカケを教えてください
LAPRASに名前が変わる前のscouty時代にサービスのリリースをネットで見ていて、当時は本業で採用をやっていたので採用側として見ていました。エンジニアの情報をスクレイピングして持ってきているやばいサービスだなと思ってました(笑)。その時にどういうサービスなのか気になり自分も登録してみました。
――LAPRASを通じた副業はどういう経緯でしたか
採用側として実際にスカウト業務の話を聞いたこともありますし、メールで通知がきていてスカウト業務の募集があることは以前から知っていました。週5時間ぐらいの稼働で自由な時間の使い方が出来ると考えて興味を持ちました。
基本的に本業がメインなので、それに支障がでないようにというのが大きいです。逆に緊急で対応が必要になるものや、スケジュール、ボリュームが読めないものは難しいですね。
――LAPRASと他の副業サイトとの違いなどありますか?
LAPRASの方がエンジニアにフォーカスしているのが大きいと思います。エンジニアを理解してくれていると感じますね。他サイトだと依頼者がエンジニアのことを何もしらない人で、無茶苦茶な依頼とかもあるので。これをこの値段なんて無理だろうというのが沢山あります。LAPRASはそのあたりは相場感もふまえて大きなズレがないと思います。
――LAPRASを今後どう使っていこうと思っていますか?
スカウト業務をやるようになってスコアを見るようになったので、こういう風にすればスコアが上がるんだなとよりわかるようになり、スコアを上げるために頑張ってみようかなと思いました。
視野を広げる意味でも副業は面白い
――エンジニアが副業をすることについてどう思いますか?
いままで得てきた知識の切り売りをするパターンが多いと思いますが、たしかに単価高くやりたい場合はそれで良いのではないかとは思います。ただそれよりも新しい技術や、新しい経験だったり本業ではできないことにチャレンジするキッカケになるので、それは視野を広げる意味でも面白いと思いますね。転職も副業から社員になり、本業に移ることも多いと思いますし。
あとはコロナの影響でリモートワークが普及して、副業がやりやすい環境になっていると思います。昔は週1ぐらいでオフィスに行かなければならないこともありましたが、今はフルリモートが殆どで、地方でも首都圏の仕事、単価で受けられるのでチャンスも増えているのでどんどんやっていくべきではないかと思います。
――これから副業しようとしているエンジニアへのメッセージをお願いします
面白くないと思いながら仕事をしている人もいると思うので、特にそういう方は本業以外でもいろんな世界が見れると思います。あとはかなりお金は稼げるので、個人的にはお勧めですね。僕は本業のお金は家に収めて副業がおこづかいになっていて、頑張った分だけお小遣いを稼げるのでモチベーションになっています。また交渉したり単価を上げたりできるので、頑張ったものや実力が社員よりは還元されやすいのではないかと思います。
LAPRASの求人などを見ていたら、どういう業務が単価高いかとかいま世の中では何が求められているのか分かるので、そういう空気をつかむ目的でもありだと思います。
僕はもともと採用側でもあり、エンジニアのトレンドを常に見ていたい人ですので、そういう視点でも求人は見ています。僕の会社はRailsを使っているのですが、そろそろRailsで採用も厳しいなーなど、トレンド理解にも使っています。
あとはLAPRASだとスタートアップの会社も多いので、早くから入社できるのがメリットになるかもしれません。成長の流れに乗れるので。
ただ、会社に所属していれば会社が責任を取ってくれますが、副業は個人が責任を取らなければいけないので、そこがシビアだと思いますね、契約も個人の名前なので、簡単にできると言ったあとでできませんは言えないです。そこのリスクは事前にちゃんと考えたほうがいいと思います。思ったより工数がかかってしまった、などとなると、結果的に安い単価でやることになってしまったりすることもあります。そこらへんは気を付けたほうがいいと思います。
ーーありがとうございました!
取材・執筆/永井亮
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