こんにちは、LAPRASの北山です。
面接はいつやっても緊張するものですよね。
面接は回数をこなす中で、「どのような事を質問されるのか」や「面接でどう話すのがいいのか」などのコツがわかってきます。
しかし、採用担当者をやっていると、優秀な方なのかもしれないのに、面接ではもったいない感じに終わってしまったな、と思う場面に出くわすこともあります。
この記事では現在転職を考えている方や、これから面接を控えている方を対象に採用担当者が思うエンジニアの「面接でもったいないポイント」とその対策について解説します。
①緊張してうまく話せない
どれだけ経験を重ねて面接慣れしている人でも、緊張してしまってうまく話せないことは多分にあります。
面接官もそれはわかっているので、アイスブレイクなどに務めたりはするものの応募者の緊張度合いでうまく応募者の緊張がほぐれない事も多々あります。
応募者が緊張しすぎていると、面接もうまくいきません。
とはいえ、面接の対策としては練習あるのみです。
練習の方法は色々ありますが、面接でほぼ必ず行うのが「応募者の簡単な自己紹介」です。
まずはここから練習してみましょう。
例えば過去の登壇資料や社内の勉強会、LT(ライトニングトーク)のスライドなどを用意し、そのスライドにある自己紹介の部分を少し改変して転職面接で使えるような資料にしてみてください。
そして、最初はその資料を使って自己紹介の練習をします。
何度か練習していると、スライドなしでも自分の経歴や直近でやっていることについて話せるようになるはずです。
そうしたら、その内容を「応募者の簡単な自己紹介」とすれば、うまく話せるようになるので、ぜひ試してみてください。
②受動的に質問に答えるだけの面接になってしまう
「緊張してうまく話せない」にも関係するのですが、受動的に質問に答えるだけの面接になってしまう方も一定数いらっしゃいます。
面接の場は「面接官が応募者に質問し、応募者はその回答をする」といった一方通行の場ではありません。
面接官が応募者をジャッジする場と捉えられがちですが、応募者が面接官の所属する組織、すなわち面接先を面接する場でもあります。
面接は応募者が考えている以上に双方向の場なのです。
であるならば、ただ質問された事に回答するだけの時間にするのはもったいないと言えるでしょう。
例えば面接官から、
「Rails のバージョンアップ対応のご経験があるそうですね」
と聞かれたとします。
そんな時、
「はい、所属しているチームでそろそろ Rails 5.2 から Rails 6.0 へ移行したいな、という話が持ち上がったため、既に個人プロジェクトで同様の作業経験があったので移行作業の主導に手を上げました」
で終わらせてしまうのはもったいないです。
「御社でも Ruby on Rails を使っているそうですが、バージョンは何でしょうか?」
「Rails 6.0 から Rails 6.1 への移行予定はありますか?」
などと応募者からも質問してみることで、より建設的な面接の場になるはずです。
③事前に用意していた質問ができない
前述したように面接は双方向の場ですから、面接官から
「何か弊社に質問はありますか?」ときかれる事も少なくないです。
こんな時、緊張していたり面接開始から時間が経っていたりするとうっかり事前に用意していた質問ができない経験をしたことがある方もいるのではないでしょうか。
こんな場合の対策ですが、簡単です。
メモやノートを事前に用意し、面接の場でそのメモやノートを開きましょう。
面接官は応募者が考えている以上に、面接にノートを持ち込むことに対して特段ネガティブな感情を持つことはありません。
むしろポジティブにさえ感じる面接官も少なくないでしょう。
普段業務で行っているミーティングと同じく、面接は双方向の場です。
事前に用意した質問をしっかりと行うためにも、面接にはノートを準備して持っていきましょう。
もし心配なのであれば、面接開始時に一声、「事前に御社への質問などをまとめてきていますので、ノートを開かせて頂きます」などと持ちかけてからノートを開けば良いでしょう。
ただ、面接官からの質問に対してノートを読み上げるだけになってしまわないようには注意してください。
④これまでの経歴での活躍を十分に伝えられない
面接はおおよそ1時間ほどの時間内で行われます。
たった1時間の中で、お互いのことを知らなければならないため、面接は難しいものです。
The New York Times に掲載されているGoogle社員へのインタビュー記事でも言及されていますが、
「Googleの誰が優秀な採用者かを判断するための調査を行った。何万もの面接、採用した人の入社後のパフォーマンスを調べたが、これといった相関関係はなかった(筆者意訳)」との記述があります。
一方的に面接官からこれまでの経歴について質問する形式の面接では どうしてもこれまでの経歴での活躍を質問しきるのは難しいものです。
応募者の方から能動的にこれまでの経歴での活躍を面接の場で話すことを意識した方がより建設的な面接の場になるでしょう。
ここでも、事前に準備した自身のアピールポイントのキモなどを抑えたノートを持ち込むことがおすすめです。
「開発チーム立ち上げ期から参画し、技術選定に携わりました」
「フロントエンド の大規模なリファクタリングを行い、生産性向上に貢献しました」
「E2Eテストを導入し、リグレッションテストの自動化に貢献しました」
「開発中に必要となり開発したパッケージについて、一般公開してもよさそうなものについては所属会社と協議の上積極的にOSSとして公開しています」
のように、どうしても訴えたい自身のアピールポイントを忘れることなく伝えられるはずです。
⑤時間がなくてOSS貢献など普段の活動をアピールしきれない
「これまでの経歴での活躍を十分に伝えられない」でも書きましたが、たった1時間の中で、お互いのことを知らなければならないため、面接は難しいものです。
ノートを持ち込んでも、結局時間がなくてアピールしきれなかった、なども出てきてしまうでしょう。
そのためには、事前に提出する資料が大事になってきます。
しかし、旧来の履歴書や職務経歴書などではエンジニアとしての経歴や普段の活動を書類としてアピールすることはなかなかに骨の折れる作業です。
どのような形式がいいのか?書類として表現する順番をどうすればいいのか?なども考え始めると、なかなか職務経歴書が仕上がらない、という経験のある方も多いのではないでしょうか。
そこで LAPRAS ポートフォリオを利用してみてはいかがでしょうか。
LAPRASポートフォリオではフォームへの入力などを必要とせず、
GitHubやQiita, Twitterのアカウントと連携するだけでアウトプットから情報を収集し、機械学習・自然言語処理技術を用いてスキルや志向性を客観的に分析しポートフォリオを自動生成します。
ぜひLAPRASポートフォリオを使ってご自身のエンジニアリング能力をアピールできる資料を作ってみてください。
まとめ
今回は「採用担当者が伝える 面接でのもったいないポイント5選」についてお話しました。
面接に限らずミーティング全般に言えることですが、事前準備が大切です。
面接の練習やLAPRASポートフォリオを活用して、
面接の場でしっかりと自分をアピールすることで「もったいない面接だった」を避ける面接の場にしたいですね。
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