LAPRASポートフォリオのプロフィール文は何を書けばいいのか

先日、LAPRASポートフォリオに「表示編集」が追加されました。
Selections(自分のおすすめを選択して上部に表示する機能)の変更や、GitHubリポジトリの表示/非表示の切り替え自分の見せたいリポジトリを上に持ってくるPin機能などが追加されています。

そのなかで、表示名や、その下のプロフィール文も編集できるようになりました。

いままではSNSから自動で連携されたものが表示され、編集できないものでしたが、自分で編集できるようになりました。

プロフィール文の書き方のヒントをご紹介します

でも、いざ編集できるとなったらどう書いたらいいのか、と悩まれる方もいるのではないでしょうか。
もっというと、「どんなことを書くとメリットがあったり、良いことが増えそうなのか」知りたいですよね。

そこで、今回はプロフィールを変えるヒントをいろいろご紹介します。

LAPRASに登録している方には「転職をまったく考えてない」人も、「いい話があるのであれば話は聞いてみたい」人も、「転職活動をしている」人も、さまざまなステータスの方がいらっしゃると思います。

まずは「まったく考えてない人」のプロフィール文の書き方からご紹介していきます。

転職をまったく考えてない人はどう書けばいいか

転職をまったく考えていない方は、通常のSNSで書くようなプロフィールを書いてみましょう。

・自己紹介を相手にする感じをイメージしましょう。
・名前を話した後に何を話すでしょうか?それをそのまま書いてみましょう
・具体的には今やっていること、自分の好きなこと、趣味、今後目指していること・・・など
・また、見てほしいURLがあったら入れてみましょう

基本的には、誰かのご自身のことを説明するときと同じ考え方です。
変に気負わず、自己紹介文を書きつつ、
せっかくであれば「見てほしいもの」や「アピールしたいこと」を入れるとよりいいのではないでしょうか。

良い話があれば聞いてみたい人や転職を考えている人はどう書けばいいか

少しでも転職の可能性について考えている方であれば、ちょっとでも可能性が広がるように書いた方がいいですよね。

ということで、エンジニアのキャリアマッチングのプロであるLAPRAS CAREER(現在サービス終了)のキャリアアドバイザーわたなべさんにプロフィール文の書き方のコツを聞いてみました。

プロフィール冒頭に情報を集約して載せることが重要

職務経歴書でも、上にサマリーがあるだけで受け手の印象が変わります。
小さなことと思うかもしれませんが、工夫が必要な部分になってきます。

採用担当者がプロフィールを見て「弊社がお願いしたいタイプと合ってそう」と思ってもらえるとよりスカウトを送りやすくなります。

まずは冒頭に、サマリーを意識的に入れましょう。

プロフィールの冒頭で、「できること」「やりたいこと」の2つを書く

それでは、冒頭のサマリーでは何を意識して書くべきなのでしょうか。
それは大きく分けると「できること」と「やりたいこと」の2つです。

「できること」「やりたいこと」が自社とマッチしていると判断されると、ポートフォリオの詳細まで見てもらえることになり、「お声がけしたい」と思ってもらえることに繋がります。

それでは、「できること」「やりたいこと」をそれぞれどのように書いていけばより効果的なのかを見ていきましょう。

「できること」の書き方

1. 得意な開発環境をシンプルに書く

例)「Java3年」「Rails2年」

多くの求人で「技術経験年数」が書かれていますよね。経験年数以外の情報については、LAPRASポートフォリオ上のアウトプットの中身を見たり、直接面接で確かめようと思われるようです。
経験年数だけでは実際の技術力は測れないのは事実ですが、スキルの目安として最初に伝えることは重要になってきます。

2. 自信のあるアウトプット(技術ブログ・リポジトリ・登壇経験)があれば入れる

コードの書きぶりや、作成した登壇資料、ブログなどを見てスカウトが送られることはLAPRASでは多く起きています。
自信のあるアウトプットをまずプロフィールにURLで入れておけば、それを見て、そのアウトプットに関心を持った会社からスカウトが来やすくなります。
もちろんSelections機能も使っていただきたいですが、まずプロフィールでいくつか見せることも大事です。

3. できることを書いてからやりたいことを書く、という順番が大事

情報を出す順番自体も考えておきたい要素です。
「自分の信条はこうです」と表明することは大事ですが、その前に、せっかくであれば相手の求めるスキルを保有していることを言ったほうが良いです。
採用担当者の欲しい情報の第一ステップが、分かりやすい「経験年数」や「アウトプット」になります。それらのスキルを述べた上で、やりたいことを伝えるといいでしょう。

「やりたいこと」の書き方

1. 大事なことを3つ程度に絞って書く。抽象的なものでOK

「なになにがしたい」「こういうところで働きたい」などまずは思いついた抽象的なもので十分です。
逆にたくさん書き過ぎてしまうと伝わらなくなってしまいがちです。
「やりたいこと」の中で一つでも大事な価値観が合っていればスカウトは送りやすくなります。
自分のなかで100点の内容がまだ書けなくても、思いついたものをまず書くだけで、企業から送られるスカウトは変わってくると思われます。

2. 志望業界を明記しても良いが、可能性を広げるため絞り込みすぎないほうがベター

やりたいことが明確になっている場合、「物流業界のDXを推進したい」等と具体的に書いても良いですが、プロフィール時点ではそこまで限定しない方がオファーが来やすいです。
多数のスカウトを受け取ることで、世の中にはいろいろな機会があるんだと知ることができます。求人を見る目も肥えてきます。
世の中にどんな求人があるかを把握しないまま選択肢を比較するのはもったいないです。もちろん全部のカジュアル面談を受ける必要はないですが、求人にある程度目を通すことも大事にしていきましょう。

3. 「やりたいこと」が見つからない場合は仕事で楽しかった経験を書く

「やりたいこと」は、見つからないケースがほとんどです。そういう時は、自分が業務のなかで楽しいと思ったエピソードを書くと、「うちだとそれを提供できますよ」というスカウトを人事担当者が送れるようになります。

4. 「できること」「やりたいこと」以外では自己PRになるものを追記する

「資格」はお持ちであれば是非書いてください。
「趣味や好きなこと」を書くのもおすすめです。ビールが好き、ゲームが好き等といった話からコミュニケーションにつながることもあります。共通の話題があると話しかけやすいですよね。

「語学経験」もあれば書きましょう。
また、「立場や役職」も書いておくと、組織構成上来ていただきたい人のイメージをお持ちの人事担当者からのオファーがされやすくなります。

また、「こういうスカウトはお断り」と書いている方をたまにお見かけしますが、気難しい印象を与えてしまうこともあるのでお勧めしません。シンプルに「こういうことができる」「こういうことがしたい」「こういうことが好き」という情報を書くことをお勧めします。

おわりに

以上、プロフィール文の書き方をお伝えしました。参考になりましたでしょうか。
ご自身の魅力がより伝わるように、是非、プロフィール文を変更してみてください。

今後もご要望にあわせて、ポートフォリオの編集機能を改善していきます。
よろしくお願いいたします。