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「LAPRASユーザーインタビュー」では、LAPRASをきっかけとして転職や副業を経験されたエンジニアの方へのインタビュー記事をご紹介しています。今回は会社の代表を務めながら兼業されている山岸さんにお話を伺いました。
今後のキャリア形成に悩んでいるエンジニアの方や、エンジニア採用担当の方はぜひご一読ください!
目次
- 山岸さんプロフィール
- 会社代表としての活動とこれまでのキャリアについて
- OSS活動のきっかけとRxSwift Communityでの貢献
- 自分の活動を正当に評価してもらえる点がLAPRASの魅力
- 挑戦できる現場が、エンジニアの未来を作る
山岸さんプロフィール

13年以上の経験を持つソフトウェアエンジニア。主にiOSアプリ開発を中心に、新規立ち上げ案件や機能追加、CI/CD構築などに従事。Objective-CやSwiftを駆使し、Ruby on Railsやサーバーサイド開発にも経験あり。多様なプロジェクトでスキルを積み、会社の代表としてモバイルアプリ開発の支援を行っている。
インタビュー担当:永井亮
会社代表としての活動とこれまでのキャリアについて
―現在の業務内容について教えてください
モバイルアプリの開発や設計支援、食品加工、七味唐辛子の販売に向けて研究を行っている会社の代表をしています。中でも、iOSアプリの開発を中心としたシステム開発ベンダーとして事業を展開しています。時々サーバーサイドに触れたり、Ruby on RailsやPHP、PythonでサーバーAPI開発を行ったりしてます。最近では、OpenAIを用いて、音声書き起こしAPIの開発をしたりしました。
―いままでのキャリアについてお聞きしても良いでしょうか?
最初はサービス業に携わっていました。当時は技術とは無縁の世界でしたが、人と関わり、仕組みを観察する中で、「システムが人を支える構造」に興味を抱くようになりました。やがて、システム開発とAIの分野が社会の中核を担う時代が来ると確信し、自らもその創造の一端を担いたいと考えるようになりました。今では、コードを書くことを通して思考を形にし、人の行動を支えるシステムを設計できることに、純粋な喜びと知的興奮を感じています。
およそ15年前、初めてAppleのiPhoneにロサンゼルスのサンタモニカで触れたときのことを今でも鮮明に覚えています。その洗練されたデザイン、直感的な操作感、そして「人とテクノロジーが自然に溶け合う」感覚に、深い感動を覚えました。その感動を、今後アプリに触れる方々に感じて欲しいと強く思ったのです。以来、Macと共に、私はiOSアプリの開発を通じて“感動を設計する”という挑戦を続けています。
山岸さんが開発した自作アプリ
https://apps.apple.com/jp/app/shichimi/id1452292881
OSS活動のきっかけとRxSwift Communityでの貢献
―エンジニアとして日々どのようなアウトプットや貢献をされていますか?
日頃から、QiitaやZennでの技術記事の執筆、GitHubでのコード公開やライブラリ開発を通じて、知見を共有する活動を続けています。
その中でも特に力を注いできたのが、GitHub上の「RxSwift Community」という国際的なオープンソース・オーガニゼーションでの取り組みです。
そこで開発・公開したライブラリ 「RxAlert」 は、UIAlertController をラップし、より簡潔かつ直感的に扱えるように設計したものです。
このライブラリは国内外のエンジニアや企業に広く利用され、イスラエルの開発者をはじめ、複数の海外チームにも採用されました。
現在は Combine や Swift Concurrency の普及により技術トレンドが移行しつつありますが、「RxAlert」 は当時の開発現場で高い需要を持ち、今日に至るまで一定の利用者を維持しています。
それは単なるツールとしての価値にとどまらず、「エンジニア同士が互いの知恵を補い合う文化」の象徴でもあると感じています。
また最近では、新たに 「Throttle」 という軽量ライブラリを公開しました。
入力イベントを効率的に制御し、ユーザーインタラクションの最適化を支援するツールです。
ぜひご覧いただき、実際にお試しいただければ幸いです。
技術を通じて世界の開発者とつながり、信頼を築き、共に進化していくことが私がオープンソース活動を続ける最大の原動力です。
―OSSでアウトプットするようになったきっかけは?
きっかけは、開発でRxSwiftを利用していたことでした。
日々の開発の中で UIAlertController を扱う機会が多く、特に通信エラーやサーバーエラーの際にポップアップを表示する処理が頻発していました。
そのたびに同様のコードを書くことに煩雑さを感じ、「この処理をより簡潔にできないか」と考え、自らラッパーを実装したのが始まりです。
しかし、開発を進めるうちに「もっと良い方法があるのではないか」という思いが芽生え、調査を進める中でRxSwift Communityの存在を知りました。
思い切って、当時カナダの企業に所属していたコミュニティリーダーのエンジニアに自作コードを共有したところ、
「とても良いコードですね。ぜひコミュニティのライブラリとして公開してみませんか?」と声をかけていただいたのです。
それをきっかけに、RxSwift Community の一員となり、ライブラリの公開やメンテナンスを通じて、世界中のエンジニアと知見を共有するようになりました。
以来、オープンソース活動は私にとって単なる技術発信の場ではなく、国境を越えて信頼を築き、学び合うための知的な対話の場となっています。
―RxSwiftコミュニティのURL
https://github.com/rxswiftcommunity
自分の活動を正当に評価してもらえる点がLAPRASの魅力
―LAPRASを使って案件獲得をされたとの事ですが、実際にはどのような流れでお話が進んだのでしょうか?
スカウトメールが来て、そこから会社とカジュアル面談を行いました。案件内容を確認し、条件に合うかを判断をしました。最終的には案件に参画するという形で決定しました。
―LAPRASを利用した理由を教えていただけますか?
LAPRASは、エンジニア個人のスキルや活動を、表層的な経歴ではなく実際の成果や発信内容に基づいて正確に評価できる、極めて信頼性の高いプラットフォームだからです。
そのアルゴリズムと設計思想には、「個人の専門性を正当に可視化する」という一貫した哲学が感じられます。弊社のような小規模で立ち上げ間もない企業にとっても、この仕組みは非常に有効に機能しています。
規模や知名度に依存せず、技術力そのものを軸に評価されるため、創業初期でも信頼を得やすく、案件獲得の機会を確実に広げることができました。
結果として、LAPRASは単なる仕事探索のツールにとどまらず、企業の信頼を築き、自身の技術サービスを向上させるための知的なインフラとして機能しています。
プロフェッショナルとしての成長と、事業としての発展、その双方を支える極めて優れた仕組みだと思います。
―求人票やスカウトメールで特に重要なポイントはありますか?
自分の場合、iOS開発歴が13年あり、Objective-CやSwiftも扱えます。
また、CI/CD環境の構築経験もあるので、その経験を活かせる案件を重視して探しました。
具体的には、複数の企業でCI/CD環境を構築した経験や、API連携・サーバーサイドの知識を活かせる案件を優先しました。
―カジュアル面談で気になったポイントはありますか?
カジュアル面談で印象的だったのは、会社の説明が非常に整理されていて分かりやすかった会社さんです。
例えば資料が30ページあったとしても、必要な部分だけ要約して説明してくれるので、全体像を把握しやすかったです。
使っている技術や働き方なども明確に説明してくれる会社は好印象でした。

挑戦できる現場が、エンジニアの未来を作る
―今のお仕事を開始してから、どのくらい経ちますか?
約2ヶ月です。3ヶ月目に入ろうとしているところです。
―実際に働いてみての満足度はいかがですか?
はい、非常に満足しています。
これまでの経験を活かしつつ、クライアントサイドからサーバーサイド、さらにはPythonを用いてOpenAIを利用した開発まで、幅広い領域で実務経験を積ませていただきました。
弊社としても、各分野での技術的な貢献を通じて、確かな成果を残せたと感じています。
特に印象的だったのは、領域を限定せずに「まず挑戦してみよう」という姿勢を尊重していただいたことです。
経験の浅い分野でも、信頼を前提に任せていただけたことで、結果としてスキルの幅も実績も大きく広がりました。技術という共通言語を介して、チームや企業との間に強い信頼関係を築けたことは、何よりの成果です。
単に案件をこなすのではなく、パートナーとして課題解決に深く関わることで、「技術で価値を生み出す」という本質的な喜びを再確認できました。
この環境で得られた経験は、今後の事業成長にとっても大きな糧になると確信しています。
―参画前のイメージとのギャップはありましたか?
現場に参画して感じたのは、技術的な貢献の機会とコミュニケーションの密度が非常に高いということです。
弊社としても開発体制の一翼を担い、設計や実装面での提案を通じて、プロダクト全体の品質向上に関わることができています。
また、チーム内外との情報共有の頻度も多く、定例の打ち合わせや技術レビューなどを通して、エンジニア同士の相互理解が深まっています。
フリーランス時代のように個で完結する働き方とは異なり、組織間で知見を交換しながら成果を最大化していくプロセスに、大きな価値を感じています。
こうした環境の中で、単に業務を受託する立場ではなく、技術パートナーとして積極的にプロジェクトへ貢献しており、エンジニアリングを軸にした信頼関係の構築が着実に進んでいると実感しています。
―エンジニアにとって、「最適なマッチング」とはどのようなものだと思いますか?
理想と考えるのは、「挑戦を許容してくれる現場」です。
これまでに培った経験を活かしながらも、まだ踏み入れたことのない技術領域や分野に挑戦できる環境こそが、エンジニアとしての成長を加速させます。
たとえば、Swiftでの開発経験が浅い場合には、あえてSwiftを用いたプロジェクトに参加する。あるいは、常に最新の技術や設計思想に触れられる環境に身を置くことで、自身の限界を更新し続けることができます。
挑戦は、必ずしも快適ではありません。しかし、その不確実性こそが、成長のもっとも確かな兆しです。
加えて、その挑戦が客観的な評価や成果として可視化されることも極めて重要です。
アプリのリリース後のユーザー数、バグ発生率、テストコードの実装率といった指標を通じて、自らの行動がどのような価値を生み出したのかを確認できる。
そうした仕組みのある現場は、単に働く場ではなく、成長を測定し続けられる学習の場になります。
挑戦し、学び、その結果を可視化する。この循環を維持できる現場こそ、エンジニアにとって最も理想的な環境だと確信しています。
―エンジニアとしての挑戦や、最新技術を経験できるマッチングを重視されているのですね。
新しい経験を積み重ねることは、キャリアにおいて極めて重要です。 しかし同時に、ただ経験を増やすだけでなく、その成果がどのように評価されるかという視点も欠かせません。
私は、評価とは単なる他者の判断ではなく、自分の成長を客観的に確認するための“鏡”のようなものだと考えています。
学校のテストの点数が学習の成果を可視化するように、仕事の世界でも、努力が数値や実績として見える形で反映されることで、はじめて人は「自分は確かに前に進んでいる」と実感できるのです。
その意味で、明確な評価基準と、品質をさらに磨き上げられる環境を持つことは、個人にとっても組織にとっても理想的な状態です。
評価は人を縛るものではなく、むしろ成長の方向性を照らす羅針盤のような役割を果たします。
自らの経験を客観的に見つめ、次の挑戦につなげていく姿勢こそが、長期的なキャリア形成の核心だと感じています。

―転職や副業を考えているエンジニアへのメッセージをお願いします。
私は長年、ベンダーとして多くのプロジェクトに携わってきましたが、最も大切なのは「諦めずに挑戦を続ける姿勢」だと感じています。
どんな環境にあっても、誠実に取り組み続けることで、必ず自分を理解してくれる人や、本当に価値を認めてくれる企業と出会うことができます。
LAPRASは、その「出会いの質」を劇的に高めてくれるプラットフォームです。
スカウトや求人の精度が高く、掲載される案件はいずれも信頼性が高い。
他のサービスのように大量のメールに埋もれることもなく、企業側が「本当に求める人材」に的を絞ってアプローチしてくれるため、エンジニアにとっても企業にとっても極めて効率的な仕組みになっています。
創業間もない私のような小規模法人にとっても、LAPRASは単なる求人サイトではなく、信頼を築き、新しい挑戦への扉を開くためのインフラといえる存在です。
独立や転職を考えている方には、ぜひこの環境を活かして、自身のキャリアに合う案件や仲間と出会い、挑戦を続けてほしいと思います。
―今後、フリーランスや個人ベンダーでの働き方を考えているエンジニアに向けて、ご自身のご経験を踏まえたアドバイスをいただけますか?
フリーランスや個人事業主として活動する上で最も重要なのは、信頼と機会の両立です。
税務や社会保険の負担を考慮すると、法人化による節税効果や信用力の向上は、単なる手段ではなく「持続的に働き続けるための戦略」と言えます。
私自身、今年新たに立ち上げたばかりの小規模法人として活動していますが、創業間もない段階でも、LAPRASのようなプラットフォームを活用することで、驚くほど効率的に質の高い案件や企業と出会うことができました。
率直に言って、このサービスは独立直後のエンジニアにとって極めて強力な武器です。
プロフィールを適切に整備し、自身のスキルや志向を可視化するだけで、企業側から信頼あるアプローチを受けられる。その体験は、これまでの「営業活動」の概念を大きく変えるものでした。
独立や起業を検討している方には、まずこうしたプラットフォームを積極的に使い、自分の技術と市場価値をデータで可視化することを強くおすすめします。
自らを「見つけてもらえる存在」に変えることこそ、フリーランスや個人ベンダーとして成功する第一歩だと感じています。
ーー ありがとうございました!
複数のアウトプットを総合的に評価する技術力スコアや、今までの職歴や経験、スキル、市況から自身の立ち位置がわかる「市場価値スコア」など、LAPRASはエンジニアへの「評価」と真剣に向き合ってきました。
より「自分の活動を正当に見てもらえる」と感じられるサービスを目指し、LAPRASはこれからも一人ひとりのエンジニアをサポートし続けてまいります。
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